「自閉症」について 3
奇妙な子ども、変わった子ども、ではあっても特にレッテルをはることはしませんでした。
そのひとつの理由は、自閉症研究が進んでいなかったこともありましょう。
幼稚園や学校で問題にしていなかったということも同時にあったかもしれません。
このような子どもたちは多くなったのでしょうか。
もし多くなったのなら、その原因は何でしょうか。
その問題に進む前に、われわれの子どもの問題のしかたをすこし考えてみましょう。
われわれはまず「困った子ども」「迷惑になる子ども」を問題にします。
逆に言うなら、ほうっておいてもまわりに迷惑をかけない子どものほうはあまり問題にしません。
その点では「自閉症」は問題にされる資格を十分に持っているようです。
まず、「言うことをききません」。