ヨーロッパの女性「クレオパトラ」その2
当時ローマは地中海周辺をあまねく覆うほどの勢いをみせ、東地中海岸でローマの支配下に入っていないのはもはやエジプトのみという情況にあり、カエサルは政敵ポンペイウスをへいとん追跡がてら、残るエジプトを併呑してやろうという下心を抱いて乗り込んできたのだ。
ところが意に相違して、征服されたのはカエサルのほうだった。クレオパトラの魅力のまえに完全な虜と化してしまう。
彼女はカエサルの力を借りて弟王とその一派を倒し、同時にエジプトとプトレマイオス朝をローマの支配から守ることにも成功した。
このとき彼女21歳、カエサルは52歳、2人の間には1男カエサリオンがもうけられる。
カエサルが暗殺された後、今度は後継者として最有力視されていた将軍アントニウス(40歳)がクレオパトラ(28歳)の虜となり、2人の間では2男1女がもうけられた。